「誰が」ではないのに・・・

「私が悪いと言いたいのですか!!」と、感情的に仰った方がいらっしゃいました。
「誰が」ではないし、「◯◯がもう少しこうだともっと良くなるかもね。」という話しの後だったので、なぜ「誰」になってしまったのか、皆目検討もつかず、ただ周りは沈黙したのでした。

あまりの沈黙に耐え切れなくて、「誰がって事には聞こえなかったのですが、そう聞こえたのですか。」と確認すると、抑えきれない感情を抑えるためなのか、黙りこんでしまいました。

結局、全員が沈黙になったので、少し様子を見守っていると、改善点を考えてくれた人がもう一度同じことを言いました。
「次は、◯◯の部分がもう少し、こうなるともっと良くなるよね。今回はこれが精一杯だったんだけどね。次の課題を発見して、みんなで取り組もうね」と、言葉を添えて言いました。

すると、先ほど感情的になった人は席を外してしまいました。
再度の沈黙・・・。

言ってくれた人が「私の言い方が悪いの?私のせい?」と・・・。
すると、他の人がすぐに口を開きました。
「いいえ。良いと思います。あいつの受け止め方が悪いので、あいつのせいですよ。」

このチームの体質なのでしょうか。また「誰が悪いか」になっている。

「すみません。さっきから、誰のせいってところで落ち着くようですが、言い方や、受け止め方なんですよね?人じゃないんですよね?それって皆さんの癖なんですか?」
と伺いました。

どうも企業体質として、癖になっているという事でした。
でも、そうなると、何だか「ミスをしないために」「自分のせいにならないように」など、ネガティブな思考が先行しそうな気がして、私には違和感がありました。

単なる価値観の違いなのかもしれませんし、今までその企業様が存続し続けていらっしゃるのだから、これも良い事なのか、それとも他に良い点があるのかは、その一瞬では解りませんでしたが、何となく、出て行ってしまった方は、どう戻っていらっしゃるのか、お節介な私は心配をしてしまうのでした。

ただ、たまたま出くわしただけの企業の一瞬なだけなので、口を出すことではないのですが、自分だったら気になってしまうだろうなあと・・・。
何となく、上司にもお会いしてみたくなったので、今度、お会いする機会があったら、近くに行ってみようっと!

「誰」じゃない部分にスポットをあてて、責められている感の人達がすくなるなるといいのになあ。

あなたはどう思いますか。

小林 里江

好きな言葉は「前進」「一期一会」

笑顔がキーポイント!人の「成幸」をサポートし、相手の笑顔を引き出す事が私のモットー。
個人や企業が持ち味を活かし「私(達)は日本一だ、世界一だ」と思える程の自負と「成幸」を、近くで寄り添いながら応援する「日本一のサポーター」を目指しています。

私の使命は
「あなたは一人じゃない。周囲を巻き込んでいく事でより良く生きよう。より成長しよう」
と伝えていくことです。

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