先週は、朝から夜までコーチングが続く日がありました。
そんな日は、セッションが終わるたびに、できるだけ早くログや自分の感想を書くようにしています。
最近はAIが自動的にログを残してくれることもあります。
何を話したのか。
どんなテーマだったのか。
どんな流れだったのか。
後から確認しようと思えば、かなりのことを確認できるようになりました。
便利になったなあと思います。
ところが、お昼の時間に一つ気づいたことがありました。
午前中のセッションを終えて、「感想は、お昼を食べてから書こう」と思ったのです。
ほんの少しの時間です。
ところが食事を終えて書こうとしたら、
「あれ?私、あの時何を感じていたんだっけ?」
少し曖昧になっていました。
結局、AIがまとめてくれたログをもう一度見直しながら思い出しました。
忘却曲線という言葉もありますが、人は本当に忘れるんですね(笑)。
でも、その時に思いました。
AIが残してくれるのは、主に「何が起きたか」です。
一方で、
「あの言葉を聞いた時、私は嬉しかった。」
「ここで何か引っかかった。」
「この瞬間、少し空気が変わったように感じた。」
そんな自分自身の感覚は、私が残しておかなければ消えていきます。
事実は後から確認できても、その瞬間の自分は、後から完全には取り戻せないのかもしれません。
これはコーチングだけではないでしょう。
会議でも、研修でも、本を読んだ時でも、人と話した時でも、「今、何か感じた」という瞬間があります。
その時に一言でも残しておく。
記録とは、起きたことを忘れないためだけではなく、その時の自分を残しておくためのものでもあるのだと思いました。
便利なものに助けてもらいながら、自分にしか残せないものは自分で残す。
そんなことも大切にしたいと思います。
あなたが今日感じたことの中で、明日には忘れてしまいそうなものはありませんか。
