先週、自分がこれまで学び、実践してきたことをお伝えする研修がありました。
準備をしながら、過去に書きためてきたノートを引っ張り出し、教えていただいたことや、自分が実際に試してきたことを、改めて整理しました。
「ああ、こんなことも教えていただいたなあ。」
「そうそう、あの時はこんなふうに考えていたんだった。」
ノートを見返すと、その時々に学んだことだけでなく、当時の自分が何を大切にしていたのかも思い出します。
長く仕事をしていると、学んだことがいつの間にか自分の中で当たり前になっていることがあります。でも、それは最初から自分が知っていたことではないのですよね。
誰かに教えていただいたこと。うまくいかなくて、何度も試したこと。経験を重ねる中で、ようやく自分なりに理解できたこと。
そんな一つひとつが、今の自分につながっているのだと感じました。
そして、今回もう一つ気づいたことがあります。
人に伝えようとすると、自分の中で曖昧になっていたことが見えてくるのです。
「なぜ、これを大切にしているのだろう。」
「どんな経験から、そう考えるようになったのだろう。」
ただ知っていることと、人に伝えられるように整理することは、少し違うのですね。
研修でお伝えしたことが、参加してくださった方々のお役に立てていれば嬉しいなあと思います。
でも、振り返ると、私自身もずいぶん学ばせていただいた時間でした。
教えていただいたことを、今度は自分の経験も添えて誰かにお渡しする。そして、その準備を通して、また自分自身の理解が深まっていく。
学びは、一度受け取って終わりではないのでしょう。
もし、あなたにも以前学んだままになっていることがあれば、誰かに話してみませんか。伝えようとする中で、今の自分だからこそ気づけることがあるかもしれません。
