先週は、たくさんのコーチングをさせていただきました。その中で、改めて「近道だけが正解ではないんだなあ」と感じたことがありました。
お話を伺いながら、私には「こうすれば進めるのではないかな」と思えることがありました。おそらく、それができれば比較的早く解決に近づく方法だったと思います。
でも、考えてみれば、その選択ができるのであれば、きっとその方はもう動いているのです。
分かっていても動けない。何かが引っかかっている。だからこそ、コーチングの時間を使って一緒に考えているのですよね。
そこで、その方法をどうしたらできるかではなく、別の方向から考えていくことになりました。
しばらくして、その後のお話を伺う機会がありました。すると、その別のルートを少しずつ進み始め、成果も出ているとのこと。
さらに興味深かったのは、その道を選んだからこそ、ご本人にも新しく見えてきたものがあり、周りにも変化が生まれていたことでした。
それを伺いながら、「ああ、この道でよかったんだなあ」と思いました。
私から見れば遠回りに見えた道も、その人にとっては「進める道」だった。そして、周りの人にとっても、その変化の方が自然に受け入れやすかったのかもしれません。
私たちは、誰かが困っていると、つい「こうすればいいのに」と思ってしまいます。それは相手を思うからこそでもあります。
でも、自分にとっての近道が、その人にとっても近道とは限りません。
大切なのは、最短距離を教えることではなく、その人が自分の足で進める道を一緒に探すことなのかもしれません。
そして時には、遠回りに見える道だからこそ、途中で手に入れられるものもあるのでしょう。
あなたが今「こちらの方が早い」と思っている道は、本当にその人にとっても進みやすい道でしょうか。
