先日、ある子に対して、思わず拍手が起こった事がありました。
それはあるA君の物事の捉え方でした。
毎年ご縁があって伺っている中学校。
その中学校で、1時間の授業を担当させていただいているのですが、その時に毎年、私も考えさせられることがあります。
特に今年は、みんなは知らないことを知るだけも、こんなに感動し、影響を受けるんだということでした。
ある問いを発したのですが、その問に対する答えを全校生徒の中で、手を挙げて発言してくれる子達が沢山居る学校で、いつも嬉しく問いかけをしています。
その問いかけの中の一つに、手を挙げて言ってくれたA君に拍手喝采でした。
それは、「そんなに物事を前向きに捉える事ができるんだ!」という感動でもありました。
その答えを聞いた瞬間、みんなは自然と拍手をし、「友達のことを信頼しているならば、こうでなくちゃ!」という新たな物事の見方を手に入れたようにも見えました。
小声で、「私もそうやって考えるようにしよう」と言っている子達も居ましたし、自分の仲の良い子に目を向ける子も居ました。
先生たち自身も、「あんな物事の捉え方があるんですね。あの子がね。。」と感動をしていらっしゃいました。
私には感動だけではなく、知らないことを知った事で、パッと視界が広がった瞬間のように感じました。
今回は中学生でしたが、職場でも、やはり知らないことを知った時には、パッと目の前が広がる感動がありました。
ただし、それは興味を持っていることに対してのみです。
今回は、「問いかけ」がその役割を果たし、一人ひとりが考えている所に、全く異なる意見が聞けた事で視界が広がるという体験をしました。
学ぶ楽しさよりも、知っている事の中で居るほうが安全に感じてしまいますが、実は、知らない事を自分事として受け取る事ができたら、安全領域も一気に広がるのかもしれないと、今回のことを体験して感じました。
あなたは、知らないことを知る機会をどう見出していますか。
知らないことを知った時に、どんな反応をしていますか。
自分には当たり前だから、周りの知らないことを知る機会を奪っていませんか。
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