同じコーチングは一つもない

先週は、一日中コーチングをする日が何日もありました。

一日に何人もの方とお話ししていると、改めて面白いなあと思います。

同じ私がコーチをしているのに、セッションの進み方が本当に違うのです。

たくさん問いかけることもあれば、一つのことをゆっくり考えていただくこともあります。少し視点を広げてみる時もあれば、反対に、今ここで起きていることを丁寧に見ていくこともあります。

笑いながら進む時間もあれば、静かに考える時間が長く続くこともあります。

「個別対応」という言葉があります。

もちろん、ずっと知っていた言葉です。でも、こうして何人もの方とのセッションが続くと、「本当に一人ひとり違うんだなあ」と改めて実感します。

考えてみれば、当たり前ですよね。

同じような役職でも、経験してきたことは違います。大切にしているものも、得意なことも、苦手なことも違います。同じ出来事が起きても、感じ方や捉え方は違います。

だから、同じ方法が全員に役立つとは限りません。

これはコーチングだけではなく、人を育てる時にも同じなのだと思います。

自分がうまくいった方法を教えることもできます。でも、その方法が目の前の人にも合うとは限りません。

「この人には、何が役に立つだろう。」

そう考えるためには、方法をたくさん知ること以上に、目の前の人をよく見ることが必要なのかもしれません。

相手に合わせるというのは、相手の言う通りにすることではなく、その人が自分の力を発揮できる関わり方を一緒に探すこと。

たくさんの方との時間を過ごしながら、改めてそんなことを感じた一週間でした。

あなたは今、目の前の人に「自分に合った方法」ではなく、「その人に合った方法」で関われているでしょうか。