尊敬があるから知りたくなる

コーチングをしていると、クライアントのお話を伺いながら、思わず「ほお」と言ってしまうことがあります。

「そんなふうに考えるんだ。」
「そこを大切にしているんだ。」
「私は、そんな見方をしたことがなかったなあ。」

そんな瞬間が、何度もあります。

先日、コーチ仲間から「どうしてそんなに温かく人の話を聴けるのか」と聞かれたことがありました。

その時は、自分でもよく分かりませんでした。

でも、たくさんの方とコーチングをさせていただいた一週間を振り返ってみて、少しだけ分かったような気がします。

私はたぶん、目の前の人の中に「自分にはないものがある」と思っているのだと思います。

経験も違う。仕事も違う。得意なことも違う。その方だから見えているものや、その方だからできることがあります。

それを伺うと、「すごいなあ」と思います。そして、尊敬する気持ちが生まれると、もっと知りたくなります。

「どうして、そう考えたんだろう。」
「どんな経験から、そこにたどり着いたんだろう。」
「この人が大切にしているものは何だろう。」

興味を持とうと頑張っているというより、知らないから知りたくなるのかもしれません。

人と関わる時、私たちはつい、自分と同じところを探したくなります。「私もそう」「分かる」と思えると安心するからでしょう。

でも、自分とは違うところに目を向けてみるのも面白いものです。

自分にはない考え方。自分にはできないこと。自分とは違う経験。

そこに「違う」ではなく「面白いな」「すごいな」と思えるものを一つ見つけると、その人をもっと知りたくなることがあります。

コーチングをしながら、私がクライアントからたくさん学ばせていただくのも、きっとそのためなのでしょう。

今週も、本当にいろいろな方から、私にはなかった視点をいただきました。

あなたが今、身近な誰かに「もっと知りたい」と思えるとしたら、その人のどんなところでしょうか。