自分の事をはなすことも関係づくり

先日、ある研修で、とても明るく、たくさんお話をしてくださる方に出会いました。ご自身のことだけではなく、これまでの経験や背景なども聞かせていただきました。

もちろん、研修には他にも多くの方が参加されています。その中で、一人の方のことを少し深く知る機会があったのです。

話を聴いているうちに、その方がどんなことを大切にしているのか、どんな経験を重ねて今ここにいるのかが、少しずつ見えてきました。すると不思議なもので、自然と「応援したいなあ」という気持ちが大きくなっていきました。

人は、相手のことを知らなくても、礼儀正しく接することはできます。でも、その人の背景や思いを知ると、関わり方が少し変わるように感じます。

例えば、同じように仕事に取り組んでいても、そこに至るまでの経験や、抱えている思いは一人ひとり違います。その背景を知ることで、それまで見えていなかった努力や、その人らしさに気づくことがあります。

今回、改めて感じたのは、相手を知ろうとすることだけではなく、自分のことを話すことも、関係づくりには大切だということでした。

私たちは、相手の話を聴くことの大切さをよく学びます。もちろん、それはとても大切です。でも、自分がどんな人なのか、何を大切にしているのかを少し伝えることで、相手が自分を理解するきっかけにもなります。

自己開示は、何でも話せばよいというものではないでしょう。けれど、安心して話せる範囲で自分のことを伝える。その小さな積み重ねが、お互いを知ることにつながるのだと思います。

そして、知ることで応援したくなる。応援してもらえることで、また自分の力を発揮しやすくなる。そんな温かい循環が生まれるのかもしれません。

あなたは最近、誰かに自分のことを少し話してみましたか。そのことで、相手との関係にどんな変化が生まれそうでしょうか。