『いつもと違う』が分かる関係

先週、メンターとしてのトレーニングがありました。

その日は、どうも頭がうまく回りませんでした。

でも、できるだけ普段通りにしているつもりでした。

自分では、それなりに隠せていると思っていたのです(笑)。

ところが、バディとして一緒に学んでいた方には、気づかれていました。

「あれ、分かるんだ。」

ちょっと驚きました。

ずっと一緒にいる人ではありません。それでも、一定の期間、密に話をしたり、一緒に学んだりしてきた人です。

だからこそ、いつもの私との小さな違いを感じ取ってくれたのかもしれません。

声の調子なのか、言葉の出方なのか、反応なのか。

何が違ったのかは分かりません。

でも、その時に思ったのです。

人と関係をつくるというのは、その人についてたくさんの情報を知ることだけではないのかもしれないなあと。

何度か話をして、その人の考え方に触れたり、反応を感じたり、一緒に何かを経験したりする。

そんな時間が積み重なると、「この人は普段こんな感じ」というものが、知らないうちにお互いの中にできていくのでしょう。

だから、ほんの少し違う時に、

「今日は、いつもと違うな。」

と気づける。

考えてみれば、「大丈夫?」と声をかけられるのも、いつものその人を知っているからできることがあります。

そして反対に、私自身も、言葉にしなくても周りの人に何かを伝えているのでしょう。

元気な時も、そうではない時も、私たちは思っている以上に影響を感じ合いながら関わっているのかもしれません。

「分かってもらえた」ことが、その日は少し嬉しく感じられました。

関係性とは、大きな出来事で突然できるものではなく、こうした小さな時間の積み重ねの中で、少しずつ育っていくものなのでしょうね。

あなたには、「いつもと少し違う」に気づいてくれる人がいますか。そして、あなたがその変化に気づける人は誰でしょうか。