失ったものよりも残ったもの

少し前のことですが、時間をかけて作った研修のスライド資料が、突然なくなってしまいました。

保存したはずなのに見つからない。いろいろ探してみましたが、結局戻ってきませんでした。

正直、とても残念でした。「あれだけ時間をかけて作ったのに」と、しばらくは諦めきれない気持ちもありました。

でも、幸いなことに、同時に作っていたテキストは残っていました。

考えてみれば、スライドを作るまでに考えたことも、試行錯誤したことも、私の中には残っています。一度考えたことだから、もう一度作る時には、最初とは違うものができるかもしれません。

仕事をしていると、思い通りにならないことがあります。

時間をかけたものが無駄になったように感じたり、予定していたことができなくなったり。

そんな時は、失ったものばかりに目が向いてしまいます。

でも、「何が残っているだろう」と見方を変えると、意外とたくさんのものが残っていることに気づきます。

経験も、学んだことも、考えた時間もなくなりません。

もちろん、できればもう二度と資料はなくしたくありません(笑)。

だからこそ、忙しい時ほど焦らず、目の前の仕事を丁寧に扱うことも忘れないようにしたいと思います。

あなたは今、「なくなってしまった」と思っているものの中に、何が残っているでしょうか。