株式会社コーチ・エイは、コーチを養成する機関として、国際コーチ連盟からも認定されている機関です。そのコーチ・エイが、コーチングを機能させるために重要な事は何かをシンプルにおっしゃっていた事がありました。
それは、コーチ自身の関わり方の質を上げていくことにほかならないのですが、そのために関わるコーチがしているべき事が、次の4つです。
1.コーチング・スキルを学ぶ
聞く、質問、アクノレッジ、フィードバック、リクエストなどの代表的なスキルを学ぶ2.コーチングの機会を作る
コーチングのセッション、ミーティング、3分間のショットコーチングなど、コーチングを実践する機会を意図的に作る3.構造化された会話をする
コーチングフローにのっとった、コーチングが起こる会話の構造を実践する4.相手との信頼基盤を作る
ステークホルダーが安心して話せるような信頼関係を築くために、自分自身のことについての理解も深め、お互いに共有できるようにするこの4つの要素の組み合わせによって、相手の目標の達成、生産性の向上に働きかける土台ができます。
完全に言い切っていらっしゃいます。これは、コーチング研究所という機関もつくられて、その中で検証され、実証されたからでしょう。
最近、思うのは、さらりと書いてあるのですが、この4つ目が非常に重要であることです。
いくらスキルを学んでも、信頼関係がなかったら、表面的なものになってしまいます。こんなことを言ってもいいのかなと、率直なフィードバックさえできなくなったり、「そこ関係ある?」と言う部分について、話をされて、「結局、あなたのしたいようにしたいのね」とコーチが思われてしまったら、誰のためのコーチングか解らなくなります。
相手が安心して話せるような関係を築き上げていくのは、職場や家庭も同じです。
けれども、「コーチとして関わる」と決めた時間のみ意識をすればいいのは、1~3ですが、4だけは日頃の関わり方も大きく影響するのではないでしょうか。
コーチングを部下や同僚など、職場内で活用されようとしていらっしゃる方は、特に4について、改めて取り組んでみてはいかがでしょうか。
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