『やめた』と言えること、言えないこと

春に研修でお会いした方々と、再びご一緒する機会がありました。

皆さん、忙しい時期を乗り越えられたからでしょうか。以前よりもずいぶん明るい表情に見えました。それが何より嬉しかったです。

同期の方も多く、久しぶりに顔を合わせること自体が楽しみなのかもしれません。それでも、研修が始まればしっかり取り組んでくださる。若いうちから役割を任されている方々の成長は、本当に早いなあと感じました。

そんな姿を見て、ふと、自分の子どもにも経験してみてほしいことが浮かびました。

もう成人しているのですが、「こんなことをしてみてほしい」とお願いしてみたのです。

最初は「分かった」と言ってくれました。でも、途中で「やめた」と。

あらら……と思いました(笑)。

仕事でもありませんし、強制力があるわけでもありません。本人が決めることですから、それはそれでよいのです。

でも、その時、別のことにも気づきました。

「やめた」と言えることもあれば、本当は「やめたい」と思っていても、頑張って続けていることが、誰にでもあるのではないか、と。

研修でお会いした皆さんも、明るい表情で取り組んでくださっていましたが、きっと日々の仕事では大変なこともあるのでしょう。責任があるから、周囲の人がいるから、自分で引き受けたことだからと、踏ん張っている場面もあるのかもしれません。

私の子どもにも、私の知らないところで、そんなことがたくさんあるのでしょうね。

そう思うと、目の前で頑張っている姿を、当たり前だと思ってはいけないなあと感じました。

「頑張っているんだね。」
「取り組んでくれて、ありがとう。」

心の中で思うだけではなく、言葉にして伝えることも大切ですね。

相手が何も言わずに続けていることほど、その努力に気づきにくいのかもしれません。

今回は、私自身の反省も込めて。

あなたの周りにも、当たり前のように頑張っている人がいませんか。今日は、その人に一言、伝えてみてもいいかもしれませんね。