色々な職場やリーダーの方々にお会いすると、「メールしても返信がないってのは普通な(良い)の?」という事を良く仰っています。
コミュニケーションは双方向なので、送ったら届きましたとやり取りが発生するのが今まで教えられてきたこと。
ところが、SNSなどで慣れた人達は、「既読」が分かる仕組みの中でやりとりになれているのか返信がない事が多いと言う人も居ます。
果たしてこれは多様性なのか。
そもそも、「返信が欲しいな」とリクエストした事があるのか聞くと、多様性の時代なのか、こちらの常識なのか分からないから言えない、と仰ってない事が多いようです。
自分の常識を押し付けているだけにならないか、をうたがえる事は今の時代には大切な事だと思います。
が、「返信するのが普通だよ」と自分の普通を押し付けているわけではないので、まずは「返信がない」ことについて、「しなくてよいと思ってました」で、そうなのね、としても良いし、「私は届いたか不安だから、届いたよだけでも返信してほしい」とリクエストするでも良いのではないでしょうか。
多様性は、「それぞれがそれぞれでよい」という事ではなく、「違いがあることを認めた上で、目標や目的に向かって、個々の力を発揮し合える」という事ではないかと私は考えています。
だとするならば、まずは「違いを知る」は第一段階で、そこからどうしていくのか、は双方で考えてよいと思います。また、その先にいらっしゃる関係者には、どう接していくのかを組織として考えをまとめていくことは大切なのではないでしょうか。
とは言え、上下関係や関係性がどうかによって、なかなか言い辛い事もあるのが現実で、言い合える環境を作っていく事は日々の関わりの中で醸成されるものなのでしょうけれど・・・。
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